前回に引き続き、Photoshop広告バナー制作実践講座 第5日目の授業レポートです。
5日目もこれまでと同様、授業前半は、4日目に出された課題の添削とPhotoshop機能解説を行いました。
課題は、コスメ系クライアントの広告用バナーの制作。
今回は、2パターンの作成に挑戦していただきました。
(メルマガでも同じお題を出しています。)
- パターン1→プレミアム感・高級感
- パターン2→フレンドリー感・親しみやすさ
同じコスメ系バナーでも表現するイメージが全く異なるお題だったので、「難しかった!!」という声も多く聞かれましたが、作品のクオリティは回を追うごとに、アップしていて、みなさん自信もついてきているようです(^^)
これら、2つのイメージを作り分けるコツは、
- イメージにあった画像やイラストを選ぶ。
- イメージにあった書体を選ぶ。
- イメージにあった色使い。
これを基本に、レイアウトを考える。
- 枠の中での画像と文字の占める割合。
- 配置する情報の優先順位によって、文字の大きさ、太さに変化を付ける。
- 色の濃さ、薄さを意識することで、メリハリを付ける。
これらを意識するだけで、バナーという小さな枠の中での表現の幅がグッと広がると思います。
さて、今回のPhotoshop機能解説は、Illustratorで作成されたオブジェクトをPhotoshopへ持ち込む方法でした。
こちらは、動画で解りやすく解説していますので、ぜひ、ご覧ください。
Illustratorで作成されたオブジェクトをPhotoshopへ持ち込む方法
この動画でのpsd・aiファイルは以下からダウンロードできます。
Illustratorで作成された特定のオブジェクトをPhotoshopへ持ち込む方法の一つとしてスマートオブジェクト形式で配置する方法があります。
動画解説は、この方法を利用してPhotoshopで作成中のバナーに、Illustratorで作成したオブジェクトをコピー&ペーストで配置していきます。
IllustratorからPhotoshopへのペースト形式
- スマートオブジェクト
- Illustrator上でのベクトル情報を保持した状態でPhotoshopにペーストすることができます。
スマートオブジェクトにしておくことで、拡大・縮小・回転などの変形を行ったり、フィルター効果をかけても、データが劣化することなく、ベクトル情報が保たれます。 - ペーストしたレイヤー(ベクトルスマートオブジェクト)のサムネイル部分をダブルクリックするとIllustratorでファイルが開かれ編集ができます。
編集後、保存すると、Photoshop上でもその編集が反映される仕組みになっています。 - ピクセル
- 通常のビットマップオブジェクトとしてペーストされます。
変形すると劣化します。 - パス
- オブジェクトの塗りや線の情報などが無視されたパスだけのデータとしてペーストされます。
- シェイプレイヤー
- べた塗りのシェイプレイヤーとしてペーストされます。
Photoshop上での描画色が適用されます。
複合パスなどの情報は無視されます。
スマートフィルター
対象のレイヤーがスマートオブジェクトになっていると、元の画像をそのまま維持してフィルター効果をかけることができます。
スマートフィルターの状態では、効果のかかり具合を編集したり、一時的に非表示にすることができます。
授業後半は、課題制作に取り組んでいただきました。
今回の課題は、コワーキングスペースの集客用バナーの依頼を受けたという想定です。
メルマガ読者限定で課題制作を行います。
ご希望者には私の方で添削させていただきます(^^)メルマガにまだ登録していない方はこちらからご登録ください。
次回は授業最終日。
受講生の質問を中心にまとめていく予定です。

Webもデザインも未経験からフリーランス歴15年 。『仕事は自分で創りだす』をモットーに生きてきた50代。2013年⇒Webクリエイターズスクール設立。
Webデザインスクール卒業後、仕事に繋げられない迷子さん、独学、在宅、フリーランス、SNSに頼らず仕事を得たい人を対象に「学んだ事を安定的な収入にする方法」や仕事獲得につながる営業方法をお伝えしてサポートしています。