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スマートフォンで画像がぼやけるのはなぜ?「デバイスの画像解像度」とスマホ表示について調べてみました。

同じ画像なのにパソコンで見るときれいに表示されていても、スマートフォンでは、画像がぼやけている。

スマホサイトやレスポンシブサイトを制作していると、とっても気になる問題ですね。

logo-2_03

画像がぼやけて見えるのは、デバイスの画像解像度の違いが原因です。

この「デバイスの画像解像度の違い」と「スマホでの画像表示の考え方」は、結構複雑で、フクモトもWebや書籍で調べても、一度読んだだけでは…???…でした。

何度、参考書を読み返しても、よくわからない。

Retinaディスプレイ・デバイスの画像解像度の違い・液晶画面の幅・デバイスピクセル比・・・

これらについて、詳しく解説されているWeb情報や書籍は、それぞれ同じことを説明するのも、違う用語を使われていることもあり、頭では理解できても、それを「説明できる」ようになるまでに時間がかかりました。

ここでは、私なりに調べたことをかみ砕いて、難しすぎず、簡単すぎず(?)できるだけわかりやすい表現でまとめてみましたので、ぜひ、参考になさって下さい。

「デバイスの画像解像度」とスマホ表示について

viewportの指定の項で

スマートフォンやタブレットには、「仮想サイズ」が設定されていてWebページはこの「仮想サイズ」で表示される仕組みになっている。

というご説明をしました。

viewportの指定について

viewportの指定を

content=”width=device-width”

とすることで

例えば、

iPhone4 / 5では、横幅320px

iPhone6では、横幅375px

というように「液晶画面の幅」に合わせて「仮想サイズの幅」が自動で調整されます。

しかし、iPhone4 / 5を例に考えると

「液晶画面の幅(デバイス解像度)」は640px であるのに320pxとして処理されるのは、どうして?

という疑問が浮かびます。

この部分が「スマートフォンで画像がぼやける」現象と大きく関係があります。

スマートフォンには、2種類の画面サイズが存在し、その比率が画像の表示に影響する

スマートフォンには、

  • 「液晶画面の幅 640px 」 = 端末に搭載された液晶の物理的なピクセル数
    (デバイスピクセル)
  • 「仮想サイズの幅 320px 」 = 私たちがいつもCSSで指定しているピクセル数
    (cssピクセル )

この2種類の画面サイズが存在しています。

そして、この2種類の画面サイズの比率である「デバイス・ピクセル比」という概念が加わるので、話はもっとややこしくなるのです。

  • 「デバイスピクセル(=解像度 ) 」は、デバイスに搭載された液晶の物理的なピクセル数
  • 「cssピクセル」は、私たちがいつもCSSで指定しているピクセル数(を指していることがほとんどだと思います。)

「cssピクセル」についてWeb上では、

  • CSSにおいて理論値として解釈されるピクセルのこと
  • ブラウザで表示させる擬似的なピクセル数

というような解説が見られます。

この2種類のピクセルの比率を「デバイスピクセル比」といいます。

「デバイスピクセル」は、ピクセルではなく「ドット」という表現が正しいのかもしれませんが、ややこしいので、ここでは単位を「ピクセル」で統一します。

Retinaディスプレイ搭載前のiphone3は、
3.5インチの320×480の液晶画面が搭載されていた。

Retinaディスプレイ搭載後のiphone4は、
3.5インチの液晶画面を640×960ピクセルで構成するRetinaディスプレイが採用された。

どちらも、液晶画面サイズは3.5インチ。

各ピクセルが2倍に高密度化されている計算になります。

スマートフォンで画像がぼやける デバイスの画像解像度

このように各ピクセルのサイズが2倍も違うのに、従来の通り、

「デバイスピクセル」1pxを「cssピクセル」1pxとして処理してしまうと、

画像や文字の「実際の表示サイズ」は2分の1、面積にすると4分の1

というように、小さすぎてしまいます。

そこで、Retinaディスプレイでは画像や文字サイズが変化しないように2×2ピクセル(計4ピクセル)を1ピクセルとして扱う処理がされています。

レスポンシブ 作り方 デバイス・ピクセル比

iphoneの場合、

iphone3のデバイスピクセル比は1.0

iphone4 / 5 / 6のデバイスピクセル比は2.0

になります。

最近の高解像度なデバイス では、ピクセル比は3.0というものもあります。

デバイスピクセル比2.0のRetinaディスプレイでは

1ピクセルの大きさが、非Retinaディスプレイの4分の1サイズになるので、

Retinaディスプレイで 画像をそのまま表示すると、画像は通常の4倍(幅2倍 高さ2倍)に拡大表示されるため、画像がぼけてしまうのです。

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現段階での解決策

画像を実際に表示させるサイズの4倍(幅2倍 高さ2倍)のサイズで書き出し、HTMLやCSS、Javascriptで制御すればOK!です。

その方法は別記事でまとめています。

スマートフォンで画像がぼやける問題の簡単な対処法 Retina対応しよう!

参考サイト

この記事を書くのに参考にさせていただきました。

とてもわかりやすく解説されていて、助かりました。
ありがとうございました!



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